ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
スウェーデンの15歳の女の子グレタは、地球温暖化を食い止める行動を政府に迫るため、学校へ行かず一人で国会議事堂でストライキを始めます。グレタの抗議活動は多くの人々が賛同し、またたくまに世界中に広まりました。『グレタのねがい 地球をまもり 未来に生きる 』は、スウェーデンの一人の女の子が未来を守ろうと立ち上がった行動とその思いが描かれた一冊です。
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昔話をはじめ、絵本や物語の中に動物たちは頻繁に登場します。それほど私たちの生活の中で、動物は身近でかけがえのない存在であると思います。現に、何らかのペットを飼っている人は30パーセントもいるそうです。
今回は動物の中の「犬」に焦点を当て、犬と人間とのふれあいや交流を描いた感動の物語を紹介します。ティッシュとハンカチを準備してお読みください。
『ハチ公物語』は、東京の大学教授の家にもらわれ、ハチと名づけられた秋田犬の話です。ハチは愛情いっぱいに育てられ、渋谷駅を使う大学教授の送る迎えをするようになります。しかし、教授は外出先で急逝してしまいます。それでもハチは毎日渋谷駅に通い、教授が帰って来るのを待ち続けるのです。雨の日も雪の日も、10年間もそれを続けたハチの健気な姿に、もう涙しかありません。これは実話で、のちに忠犬ハチ公の像が建てられ、昔は渋谷駅での待ち合わせの場所として有名でした。(今でもそうなのかはわかりません)
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11月も残り少なく、あっという間に12月へ。12月には楽しいこともたくさんあるけれど、年末には逃げてはならない大掃除が待っています。今回はそんな大掃除へ向けて、収納に関する本をピックアップしました!収納スペースを見直せば、すこしでも掃除を楽にできるかもしれませんよ!
まずは、片付けるための箱やラックを買う時の参考にもってこいな一冊をご紹介。『気がつけば、ずっと無印良品でした。』は、実際の使用例やなぜ部屋がもので溢れてしまうのかなどわかりやすく解説。マンガ形式ですっと読みやすく、片づけ時のあるあるをパパっと解決していきます。最終ページには商品の寸法表もあり、購入するときに役立ちます。
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