2018年(平成30年)
12月16日(日)
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午前10:00から
午後 6:00まで

ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・

 井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』

本と本 本はつながる。    
本と人 本とつながる。    
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。

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 国鉄がまだ健在だった1981年、北海道から東京までひとりで旅をする男の子がいた。室蘭本線、青函連絡船、中央線、東海道線、相模線…。男の子の存在は、出会った人々の記憶に深く刻まれる。彼はなぜ、ひとりぼっちで列車に乗っているのだろう―?切なくて、あたたかい、人と鉄道の「絆」の物語。心がうずきます。さぁ、外に出よう。

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[BookShelf Image]:200

 ある日、地球の危機に駆け付けたドラフト星人。みにくい姿と言葉が通じないことから、みんなに誤解されてしまいます。そこへ、言葉が通じてかっこいいワンダーマンがやってきます。誤解が解けないまま、ワンダーマンと戦うドラフト星人ですが、、、。本当の正義の味方はどんな人なのでしょうか?

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[BookShelf Image]:187

 十勝地方もすっかり春めいてきました。春はあけぼのが良い季節と枕草子に綴った清少納言の生涯をつづった物語が『はなとゆめ』。清少納言は28歳にして帝の后・中宮定子に仕えることになります。内裏の雰囲気に馴染めずにいましたが、17歳の定子様に漢詩の才能を認められ、知識を披露する楽しさに目覚めていきます。宮中での存在感は増していきますが、やがて藤原道長と定子一族との政争に巻き込まれていきます。中宮定子に心酔し、才能を開花させていく清少納言の姿がとても好ましい1冊です。

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