2024年 (令和6年)
3月29日(金)
午前10:00から
午後 6:00まで
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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ほんの少し立ち止まって自分が抱え込んだ荷物を全部出して、中身を点検してみようー。著者の言葉に、今の自分は、余分な荷物を背負いすぎてはいないだろうかとハッとさせられます。極力無駄なものを削ぎ落として、本当に大切なものだけを厳選して持ち、かわいがろうと言う著者。平坦ではない人生の道のりを歩くには、背負う荷物は断然軽い方がいいです。『軽くなる生き方』を読むと、いつの間にか心がスッと軽くなっていくのを感じます。
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- 作成者:MCL編集部
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27年間勤めた会社をリストラされ、妻や娘からも愛想をつかされた芦溝良郎49歳。妻に言われたとおり毎朝出勤するふりをして家を後にする毎日。ある日、公園で拾ったドングリを食べてみようと思い立つ。それをきっかけに、公園や川で野草や魚などの食材をただで手に入れて調理を始め、やがて弁当屋の仕事を始めようと…。会社員をやめても、また違う未来もあると教えてくれる小説『ひなた弁当』。
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- 作成者:MCL編集部