2018年(平成30年)
10月22日(月)
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午前10:00から
午後 6:00まで

ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・

 井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』

本と本 本はつながる。    
本と人 本とつながる。    
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。

[BookShelf Image]:75

 珍妃は、清朝第11代皇帝、光緒帝載湉の側室で大変美しい妃です。その珍妃が、紫禁城内で命を落としました。列強の軍隊に制圧され、荒廃した北京で、王権の未来を賭けた謎ときが始まります。事件に乗り出した英・独・日・露の4人の貴族たちを待っていた「美しい罠」とは・・・。4歳で皇帝に即位しましたが、おばでもある独裁者西太后の意のままになっていた光緒帝は、復権を賭けた戊戌親政に敗れたために囚われの身となりました。『珍妃の井戸』は、光緒帝と、光緒帝の寵愛を一身に受けた珍妃を知る人たちの証言で事件が語られるため、この時代になじみの薄い方でも比較的読みやすい1冊かと思います。

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[BookShelf Image]:74

 ワークショップ「自然のいのちを感じる写真絵本づくり」で、忠類小学校の子ども達が世界に一つだけの写真絵本をつくりました。『いっぱい いのち みつけたよ 2』 校庭のまわりを散策して、それぞれがみつけたみぢかにある小さないのち。大人はキレイなものを撮って、キレイな言葉をつけようとしますが、感じたままを素直に表現する子ども達に感動。写真集を開くと、個性あふれる小さないのちが、次々に飛び出してきます。

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 アフォリズム(aphorism)とは、物事の真実を簡潔に鋭く表現した語句、警句、金言、箴言(しんげん)のこと。箴言は、いましめの言葉、格言、金言を意味する漢語的表現。
 『アフォリズム 525の格言集』は、オスカー・ワイルド、ヘミングウェイ、ウディ・アレン、コクトー、ボブ・ディラン、ニーチェ、カミュ、ブコウスキー、モハメド・アリ、パリス・ヒルトンなどなど、怒涛の箴言集だ。たとえばオスカー・ワイルドは「オレ達はみんなドブの中にいる。でもそこから星を眺めているヤツだっているんだ」という。知人が経営する会社の社是には「未来は過去の泥の中に埋まってる」とあった。

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