ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
27年間勤めた会社をリストラされ、妻や娘からも愛想をつかされた芦溝良郎49歳。妻に言われたとおり毎朝出勤するふりをして家を後にする毎日。ある日、公園で拾ったドングリを食べてみようと思い立つ。それをきっかけに、公園や川で野草や魚などの食材をただで手に入れて調理を始め、やがて弁当屋の仕事を始めようと…。会社員をやめても、また違う未来もあると教えてくれる小説『ひなた弁当』。
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北海道にはユニークな出版社が多くあります。中西出版の『ほっかいどう百年物語』は、北海道にゆかりのある人物にスポットを当て、その偉人の生涯をドラマ仕立てにし紹介するラジオ番組、「ほっかいどう百年物語」を書籍化したものです。これまでに第10集までが刊行され、第9集では、幕別町発祥のスポーツ、「パークゴルフ」の考案者の前原懿さんが登場。スポーツとして確立し愛好者を増やすところから、幕別町の老舗の木材メーカー・新田ベニア(現ニッタクス)が試行錯誤を重ね3年をかけてクラブを作ったこと。国際大会開催にまで大きく発展した様子などが描かれています。その他、地域医療に身を捧げた医師など、身近な偉人が取りあげられています。
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仕事で面倒なことを押し付けられる、自分の意見や企画が通せない、言いくるめられたり騙されたりしてしまう…『気が小さくても立場を悪くせずとも職場のアホを撃退できる!都合のよすぎる方法』は、そんな職場で損をしている人に、自分を押し通しつつ、攻撃から身を守れる都合の良すぎる方法を伝授してくれます。ポジティブな攻撃性を呼び起こすその方法を、本書では「ペペロニ戦略」と名付けています。ペペロニ戦略を学んで、「人に騙されない方法」、「被害者役にならないようにする方法」、「自分の良いアイデアや企画を成功させる方法」を習得し、上司や同僚の見る目を変えましょう。
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