2024年 (令和6年)
5月2日(木)
午前10:00から
午後 6:00まで
ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
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長崎県の情緒障害児短期治療施設・大村椿の森学園には、壮絶な虐待からかろうじて生き延びてきた子どもたちが集まっています。『生存者(サバイバー)」と呼ばれる子どもたち』は、虐待により深く傷ついた子どもたちの悲劇と、そんな子どもたちの再生を願い寄り添う学園の苦闘を、事実に基づいて描いた一冊です。虐待は、戦争体験と変わりない特殊性をもつ地獄の体験で、虐待を受けた子ども達は、生涯、癒えることのない心の傷と闘っていかなければならないと著者は訴えます。
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日本で記録のある鳥と、今後記録される可能性のある野鳥670種を、豊富な写真で紹介している図鑑『♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670』。「似ている鳥が多すぎて、なんという名前の鳥かわからない。」などのバードウォッチャーの悩みをすっきり解決できるよう、似ている鳥の見分け方を紹介してくれています。
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