ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
12月は脱スパイクタイヤ運動推進月間です。日本では昭和から平成の初期にかけ積雪寒冷地域において、スパイクタイヤによる大気汚染が深刻な環境汚染問題でした。『トコトンやさしい環境汚染の本』は、日本の公害問題の始まりと言われる足尾銅山の鉱毒問題や中国の大気汚染問題などの環境汚染問題について、原因や対策法の概要、汚染物質ごとの測定法までをわかりやすく解説。また、身近にできる具体的な対策として、冷暖房の適正温度設定、ゴミの減量、エコドライブなどが紹介されています。環境問題について考えるきっかけをくれる1冊です。
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外は『雪』。12時20分成田発のアムステルダム行き823号便。前夜から降り続いた雪のために、首都圏の交通網は大混乱をきたしていた。しかし、客室乗務員の浜中結花には、この日どうしてもアムステルダムに飛び立ちたい密かな理由があった-。果たして、飛行機は無事フライトできるのか。白く美しい姿と恐ろしい姿をあわせもつ雪の二面性を描いた恋愛小説。
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老舗の足袋業者「こはぜ屋」が、会社存続をかけて、足袋製造の技術をいかしたランニングシューズの開発に挑戦。資金難、素材探し、大手メーカーからの嫌がらせ…。新規事業の行く先には、さまざまな困難が待ち受けている。しかし、社長をはじめ、こはぜ屋の社員、周囲の協力者たちが、一丸となり、ランニングシューズ『陸王』に情熱を注ぐ。
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