ジャンル分類と50音順の並べ方だけだと、本が孤独に見えることがあります。本を文脈でつないでみると、本と本がつながって、違う表情が見えてきます。なぜ、三冊かというと・・・
井上ひさしは「ニホン語日記」にこう書いています。『混沌たる時の流れを過去・現在・未来と三つに区切ると、時間が辛うじて秩序だったものになる。鮨屋の主人は自店のにぎりを「松・竹・梅」 に分け、鰻屋の亭主は自店の鰻丼を「特上・上・並」の三つに分けて、店の売り物のすべてを表す。混然としたものを一つで言ってはわけがわからない。二つで言っても据わりがわるい。三つに区分して言うと突然、構造が安定し、混然としたものの正体が見えてくる』
本と本 本はつながる。
本と人 本とつながる。
人と人 本でつながる。
さあ、「三冊堂」!開店のお時間です。
大地を覆っていた白い雪が解け、道端にひょっこりと顔を出した福寿草やフキノトウの黄色がまぶしく輝やき、十勝の春の息吹をほのかに感じます。
アイヌの人々が花の黄色に神の光を見たり、心を見抜く眼差しにたとえ、「フクジュソウのような目」と言い表した花。アイヌ語で「チライアパッポ」と名付けられた福寿草は、「イトウ(チライ)」「咲く花(アパッポ)」という意味があり、この花が咲くと、イトウが川へ遡ってくることからそう呼ばれていたと伝えられています。狩猟、漁撈の民であるアイヌの言葉に、「花」にまつわる名称はあまりなく、福寿草にだけ全道的に名がつけられているのだとか。植物の名前から北海道の古を垣間見れる『アイヌ植物誌』。
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コミュニティデザイナーとは、住民参加型のコミュニティをデザインする仕事、つまりは『ふるさとを元気にする仕事』である。緑豊かな風景に、郷土料理、地域のお祭り、ご近所づきあいなど、日本のふるさとには、今なお有形無形の財産がたくさん残されている。中山間離島地域では、過疎化が急速に進み、日本の人口も減少し、少子高齢化社会を迎えた日本。著者は、人口が減ること自体が問題ではなく、減り方の中で生じる課題をどうやって見つけ、どう乗り越えていくかが私達が一番解決しなければいけない問題であると言う。本書の中には、北海道の事例もあり、空知管内にある沼田町での取り組みが紹介されている。
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3月26日、北海道新幹線が開業。北海道と本州の新しいつながりの幕が開きます。北海道新幹線用車両「H5系」の列車名は「はやぶさ」と「はやて」。列車の名前や愛称で、しりとり遊びができる写真絵本『でんしゃのしりとり』。はじまりの『は』が「はやぶさ」。最後の「ん」でおわる「ろくもん」まで、84台の列車が大きな写真と解説付きで登場します。列車の名前を通じてことばの世界を広げながら、遊び感覚で、ひらがなに親しむことができます。
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