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キスの日。1946年のこの日、日本で始めてキスシーンが登場する映画である、佐々木康監督の『はたちの青春』が封切りされました。
猫のパイパーは反抗期?な男の子。かあさんが何を言っても不機嫌になります。特にキスをされるのが大嫌い。歯だって磨かないし顔も洗わない。目覚まし時計やお父さんの車も壊します。学校へ行っても、いたずらし放題で、授業の邪魔ならなんでもします。組いちばんの悪(ワル)と喧嘩して、大けがをしたパイパーを心配なかあさんは、抱っこしてキス攻めをします。そんなかあさんにパイパーは、「キスは嫌なんだ、嫌いだ!」ときつく言ってしまいます。その後、気まずくなったパイパーは同級生に貴重ないたずらグッズを売ります。パイパーは何か考えているみたい…。最後のページで少しホッとします。お母さんの愛情と思春期の子のことがわかる1冊です。 MCL編集部(ま)
今日の一冊2341 (2019/05/23)