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1872年、樋口一葉誕生。5000円札の肖像でお馴染みの女流作家です。
病気のため24歳の若さでこの世を去りましたが、作家として本格的に活動した最後の１年半の間に優れた作品を多く残し、森鴎外や幸田露伴といった文豪からも絶賛されました。一葉が亡くなる１年前に発表した「十三夜」も、高く評価されている作品の一つです。夫からのひどい仕打ちに耐えかねて家出した女性・お関と、幼いころからお関と互いに惹かれ合っていたものの結ばれなかった幼馴染・録之助。月の美しい十三夜を舞台に、二人の束の間の再会と別れを描いた珠玉の短編です。 ＭＣＬ編集部（小）
今日の一冊1955 (2018/05/02）
