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これから長い冬がやって来ると思うと気分が滅入ってしまう季節となりました。そこで、待ち遠しい春に出かけたくなる三冊を選んでみました。最初の一冊は、旅人ムロイが日本各地を巡った体験談を紹介した『ヤットコスットコ女旅』です。旅は道連れ世は情け、旅の目的地だけでなく、旅の珍道中も楽しめる旅の達人ムロイに憧れます。
若い頃の苦労は買ってでもしろという言葉のとおりに、17歳で単身イタリアに渡り油絵と美術史を学んだヤマザキマリさん。ヨーロッパ各地での様々な体験や出会いを綴った『扉の向こう側』を読むと、自分の人生に少しだけ一人旅のスパイスを加えてみたいと思ってしまいます。
ふと見上げた空がきれいだなって思う瞬間があります。そんな空の日常を集めた『空のほほえみ』。遠くには行かなくても、美しい空が日常の慌ただしさを忘れさせてくれます。 MCL編集部(由)
三冊堂687(2024/11/21)