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シマウマの縞模様、古木のひび割れ、左右対称のハリセンボン。自然がつくるパターンは、この世に作用する力から自発的に生まれるそうです。自然界の神秘的な規則性を約300点の美しい写真で紹介する『自然がつくる不思議なパターン』。川の蛇行には、水路が狭いほどきつく曲がり波長が短くなるという規則性があり、蛇行の波長と川幅の比率は、ほぼ一定になるのだとか。自然が生み出すパターンに目が奪われます。
聖徳太子の所持品とされる、古代の地球儀と呼ばれる奇妙な球体。日本の未確認生物の代表といえるツチノコ。世界に実在する奇妙なものと、実在しないかもしれない不思議なものをマッピングして、緻密な絵と写真で知らせる『世界不思議地図』。世界中にあるさまざまな逸話には、大人でも好奇心と想像力が搔き立てられます。
公園での撮影中に、球体のジャングルジムで遊ぶ子どもたちの影が「大陸」に見えたことから、それを「近所の地球」と呼ぶことにした著者が、身近なものから地球を考え表現した見立ての芸術作品集、『近所の地球』。水滴が瞬く間に吸い込まれ消える白い砂で作ったコップ。水滴を落とすと水面の波紋が年輪のように見える水を蓄えることができる切り株のオブジェ。見立てることで思考の幅が広がることを感じます。 ＭＣＬ編集部（そ）
三冊堂561（2022/06/23）
