2024年 (令和6年)
11月24日(日)
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 ウメ・モモ・サクラが花から実になる成長の様子を鮮明な写真で解説する『ウメ・モモ・サクラ:どこがちがうか、わかる?』。この葉っぱはなんの葉っぱ?この花びらはなんの花びら?などなど、似たようなウメ・モモ・サクラの区別がつくようになります。興味を惹かれるように美しい写真を使用し、子どもから大人まで楽しめる一冊です。さくいん、用語解説つき。もうすぐ十勝でも咲く桜、より詳しくなってから見るのもいいですね。

 さくらの花が咲く春に生まれたぼく。その年に日本の侵略戦争が始まり、どんどん激しくなってもう誰も止められない。さくらの花が咲いてもお花見なんか誰もしない。桜の花も炎となって燃えてしまいました。戦争が終わり、大人になった”ぼく”に桜の木が話しかけます「わしにはつらい思い出がある。わしたちの花に例えてちれ、ちれ!と若者たちを死なせてしもうた。若者たちが死んで遺したものは憎しみと悲しみだけじゃった。戦争はいかん!戦争だけは絶対いかん!」平和だからお花見ができる、今はどうなのでしょうか?『さくら』は、日本・中国・韓国の絵本作家が手をつなぎ、子どもたちにおくる平和絵本シリーズ。

 ごきげんななめのさくらこさん。「こんなはっぱのふくも、もういらーん!」と桜の葉をぬいじゃった。ぐだぐだごろごろお部屋のすみに転がって、おやつ友だちに遊びにさそわれても「そんなんちっともおもしろなーい」。かしわ餅さんに「あれきみ葉っぱないのねー。そんなんさくらもちといえませんねー」と言われたら、あんたなんか!と、トイレットペーパーでぐるぐるにしちゃいます。さくらこさんがひとりぼっちでふてくされて原っぱでねていると、遠くにあった桜の木が…。『さくらもちのさくらこさん』は、ナンセンスたべもの絵本シリーズ。 MCL編集部(ま)

三冊堂449(2020/04/23)