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ソメイヨシノは、日本で一番多く植えられている桜です。『さくら研究ノート』では、一年をとおして、ソメイヨシノの木が、どうのように変化していくかをイラストでわかりやすく、丁寧に解説してくれます。桜の花は、少しずつ花びらの重なり方がちがうのだとか。そのため、落ちるときに、くるくる回ったり、飛んでいったりする花びらがあるのだそうです。桜の花びらがハラハラと舞う光景が、とてもドラマチックに見えるのには、こういった理由があったのですね。北海道の桜の開花は、例年4月の下旬から5月のゴールデンウィークの頃ですが、今年は桜の開花も早まりそうな予感がします。
塚原マチは、自分の意見を主張できない性格を直したいと思っている中学一年生の女の子。ある日、マチが学校の図書室で本をめくっていると、「サクラチル」と書かれた一枚の紙が滑り落ちて…。中高生の抱えるさまざまな葛藤や、想いを描いた『サクラ咲く』。悩みながらも、成長していく主人公たちの姿に目頭が熱くなります。
お節料理に、鯛に、だるま、招き猫…。日本には、たくさんの縁起物がありますね。季節の節目や、人生の節目に、必ずと言っていいほど登場する縁起物。私たちの周りは、たくさんの縁起物であふれているのに、その由来については意外と知らないものです。日本に根づく多くの縁起物を、写真とともにわかりやすく紹介した『縁起物』。さまざまな縁起物を、見ているだけでも元気な気持ちになってきます。この春多くの方たちに“サクラ咲く”ことを願って…。 MCL編集部(ふ)
三冊堂391(2019/03/14)