2024年 (令和6年)
7月17日(水)
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 老舗の足袋業者「こはぜ屋」が、会社存続をかけて、足袋製造の技術をいかしたランニングシューズの開発に挑戦。資金難、素材探し、大手メーカーからの嫌がらせ…。新規事業の行く先には、さまざまな困難が待ち受けている。しかし、社長をはじめ、こはぜ屋の社員、周囲の協力者たちが、一丸となり、ランニングシューズ『陸王』に情熱を注ぐ。

 大工、三味線、手植ブラシ、提灯に、江戸刺繍…。古くから日本に伝わるモノつくりの伝統。本書に登場する20人の『手に職。』ある人たちは、なぜその仕事を選んだのか。関取の足袋から宮内庁ご用達の足袋まで作り続けて60年の足袋職人の宮内梅治さん。足袋作りは、時間がかかるという。採寸をし、型紙をおこして、裁断し、縫い上げる工程は、一日ではできないそうだ。また、人間は、一人として同じ足の型の人はいないのだという。それぞれの足にピタリとあった足袋を作る仕事ぶりに、妥協を許さぬ職人としての誇りを感じる。
 2016年正月の箱根駅伝。青学は前年の優勝に引き続き、連覇を達成。さらに、箱根駅伝史上39年ぶりの完全優勝を成し遂げる。それは日本中のお茶の間を感動の渦に巻き込んだ瞬間だった。青学を連覇に導いた青学陸上部・原晋監督。青学は、なぜ連覇することができたのか?本書では、初優勝から連覇までの道のりを振り返り、『勝ち続ける理由』について明らかにする。 MCL編集部(ふ)

三冊堂324 (2017/11/30)