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1月第2月曜日は成人の日。今年は1月9日でした。大人になったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年をはげます日です。 大人ならば知っておきたい『似ていることば』の違い。似ているということは同じではないということ。「あふれる」は容量がいっぱいになったときで、「こぼれる」は容量に関係ないとき。本来の目的で使うのが「使用」で、本来の目的外で使うのが「利用」。このほか、「現す」と「表す」、「陰」と「影」、「フクロウ」と「ミミズク」など、具体的な違いを豊富でわかりやすい写真と簡潔な文章で紹介しています。
ときには現代史を振り返りながら、想像力を働かせて、少し先の未来に思いをめぐらせてみる。それが君自身の生きる力になるはずです、と著者。『池上彰の君たちと考えるこれからのこと』は、経済新聞本紙朝刊の連載を書籍化したもので、東京工業大学での講義から生まれそうです。18歳選挙権、ヨーロッパの難民問題、テロについてなど、様々な時事ニュースをもとに、私たちは何を考えるべきかを論じます。
広島で生まれ育った女優の綾瀬はるかが、祖母に原爆の話を聞くために帰省しました。被爆死した姉のことを初めて語ってくれた祖母。それは口に出したくなかった記憶。でもちゃんと伝えておかなければならない大切な記憶…。原爆投下の証言をできる方がどんどん少なくなっている。だから、貴重な記憶を記録しておきたいと、広島、長崎の被爆者や沖縄戦の関係者を訪ねました。テレビ番組のシリーズ『綾瀬はるか「戦争」を聞く』を書籍化した1冊です。 MCL編集部(紀)
三冊堂278 (2017/01/12)