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中国清朝末期、貧しい農民の少年・春児は「汝は必ずや西太后の財宝をことごとく手中におさむるであろう―。」という占い師の予言を信じて宦官になろうと決意します。李春雲として西太后の下に出仕しますが、政治の実権を握る西太后と、西太后を引退させて皇帝・光緒帝の親政を実現しようとする勢力の争いに巻き込まれます。光緒帝とその妻を殺し、残虐な逸話を残し、清朝を滅亡へ向かわせたかのように言われる西太后。そんな西太后が、清朝と光緒帝を愛し、苦悩する顔を見せる『蒼穹の昴』。
美しい顔は作ることができる…。田舎町で瀟洒なレストランを経営し、町中の男を虜にする絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて酷く醜かった。周囲からバケモノ呼ばわりされ友達もできない悲惨な日々。そして思い悩んだ末、ある事件を起こしてしまいます。追われるように移り住んだ「美女の街」東京。そこで整形手術に目覚めた未帆は、手術を繰り返して完璧な美人に変身を遂げます。『モンスター』で、未帆に訪れるのはだれもが羨む幸せか?それとも…。
多くの女性が顔に施す化粧。化粧セラピーは、健康な人でも化粧によって心が落ち着いたり自分に自信が持てたりするのだから、病気の人にも効果があるのではないかという気づきから始まったそうです。認知症の高齢者にお化粧をすることでオムツが取れるといった事例も報告されているそうです。脳がストレスを受けると肌状態が悪くなり、スキンケアやメーキャップなどの美容とそれによるリラクセーションは、脳のストレスの改善に有効なのだとか。心と身体の関係をやさしく教えてくれる『化粧セラピー 心と身体を元気にする新しい力』。 MCL編集部(紀)
三冊堂199号 (2015/07/09)