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今日は、サラダ記念日。歌人の俵万智が1987年に出した歌集『サラダ記念日』の有名な一首の中で、「七月六日はサラダ記念日」と詠まれています。
この歌集によって短歌ブームがおき、「記念日」という言葉が一般に定着されたそうです。本の帯に「俵万智、穂村弘、東直子と続く革新短歌」とある本書は、短歌とその自己解説、そして更に短歌が詠まれるという新しい短歌集。マフラーを編む人からシーソーへ。その思考の糸を辿っていくと言葉が胸にストンを落ち、不思議な高揚感に包まれます。たった31文字でさまざまな場所に運んでくれるのが、短歌の素晴らしさだと思いました。 MCL編集部(そ)
今日の一冊3846(2023/07/06)