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1855年、日蘭和親条約を締結した日。日本とオランダの国交が結ばれることになりました。
舞台は長崎の出島。オランダ商館医シーボルトと彼の薬草園の園丁(えんてい)=お庭番となった15歳で修行中の庭師・熊吉。日本の草花を愛し、西洋にも日本の草花を根付かせたいと願う主人、シーボルトのため、植物を船にのせてオランダまで枯らさずに届けることに心血を注ぎます。植物に対する一途さ、シーボルトを守ることに対する一途さ、人間の絆や美しさが伝わってくる一冊です。 MCL編集部(実)
今日の一冊1094 (2015/12/23)