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70年前の今日は、日本政府がポツダム宣言の受諾を連合国各国に通告した日とされています。その日、大阪・秋田・伊勢崎・熊谷・小田原・岩国・光で空襲がおこなわれ、満州国興安総省葛根廟では日本人避難民をソ連軍が襲撃。日本海軍の伊373潜水艦が東シナ海で米潜水艦の攻撃を受け沈没するなど、あと1日早ければ、と胸が締め付けられる出来事がありました。
そもそも、なぜ日本が戦争への道を進んだのか。明治時代から太平洋戦争終結までの日本の近代を、史料や地図などの図版とともに紹介した本書は、子ども向けに出版されたものですが、大人が読んでも読みごたえがあり、大日本帝国といわれた時代の入り口を知ることができます。
「異なる世界にくらす人びとや社会の存在を想像し、意見のちがいや対立に対し、ことばでの交渉をつづける能力や意識を持つことは、戦争をなくし平和な世界をつくる可能性として、今日にのこされた課題でしょう。(本文より引用)」 MCL編集部 (そ)
今日の一冊0963 (2015/08/14)