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1875年の今日、明治政府が、民権派の反政府報道を取り締るため「新聞紙条例」「讒謗律」を発布しました。
本書は、新聞記者が、次々に飛び込むニュースをどのように紙面にまとめていくのかを写真記者、論説委員、校閲記者などそれぞれのプロの仕事現場を追って紹介。新聞記者による小学生への出前授業の中での「もしもみんなが新聞記者だったら、見ていないこと、聞いていないことは絶対に記事に書いてはいけないんだよ、新聞にはのせられないんだよ」の説明が印象的でした。普段何気なく読んでいる新聞が、多くの人たちの本当に真剣な取り組みにより出来上がっていることが伝わってきます。まさに新聞づくりの本質を知ることができる一冊です。 MCL編集部(こうた)
今日の一冊0916 (2015/06/28)