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1560年、桶狭間の戦いの日。桶狭間の戦いで織田信長に討たれた今川義元は、4歳にして家を離れ教育を受けるため養育係の太原雪斎という僧について寺へと行きます。
現代で考えると、4歳なんてまだまだ幼くかわいい盛り…。武将の子どもたちは、今川義元のように早い時期から漢詩や論語、易学を勉強し、時には和歌などもたしなみ、武将としてリーダーシップをとる素地を身につけていったことがこの本でわかります。武将の子どもとはいえ、幼い年齢で親元を離れるということに戦国時代の厳しさを感じます。「生まれ持ってのリーダー」もいるかもしれませんが、いつの世も人間形成には教育と読書が必要だということですね。 MCL編集部 (修)
今日の一冊0876 (2015/05/19)