阪神・淡路大震災時、被災者の"心のケア"のパイオニアとして奮闘しつづけた精神科医のヒューマンドラマ。第1話「神戸、青春の街」ジャズピアノと読書を愛する安和隆は、幼い頃に両親が韓国生まれと知って以来、自分が何者なのか模索していた。やがて親友の湯浅と同じ大学の医学部に進み、映画をきっかけに出会った終子と恋に落ちる。大学では精神科の道を志すものの、父からは猛反対を受け……。そんな和隆が暮らす神戸の街を、1995年1月、大地震が襲う。/第2話「僕たちの仕事」大地震がきてすぐ、勤務先の病院に向かった和隆が目にしたのは野戦病院さながらの光景だった。避難所を回りながら精神科医として自分にできることは何かを模索し続ける和隆だったが、ある日、旧知の新聞記者から「震災を内側から書いて欲しい」とコラムの連載の依頼を受け……。心の傷に苦しむ被災者に寄り添う日々が続く一方、和隆の実家では父の事業が傾き始める。(2020年1月~2月NHK総合テレビで放送)