阪神・淡路大震災時、被災者の"心のケア"のパイオニアとして奮闘しつづけた精神科医のヒューマンドラマ。第3話「見えない命綱」震災から2か月。急速に街の再建設が進んでいく一方で、多くの被災者が復興から取り残されていた。心に傷に苦しむ人々に寄り添い続ける安和隆の前に現れた精神疾患を抱えた患者・片岡の中には複数の人格が同居していることがわかる。治療に全力を尽くす和隆だったが、父の事業が破たんしたことを知り……。/第4話「残された光」震災から5年がたち、神戸の街は徐々に復興を遂げつつあった。新しい病院に移り、精神科医として理想の医療に燃える和隆にがんが発覚する。仕事を中断して治療に専念するか、病を抱えながらも患者に向かい続けるか、選択を迫られる和隆は、ついに「心のケア」の本質にたどり着く……。(2020年1月~2月NHK総合テレビで放送)