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花火の日。1733年のこの日、隅田川で水神祭りの川開きが行われ、慰霊を兼ねた花火が打ち上げられました。
花火で思い出した本が、この「夏と花火と私の死体」です。読んだのはかなり昔?ですが、長く記憶に残るほど衝撃的な作品でした。9歳の「私」は夏休みに同級生の友達に殺されますが、それを隠そうとする友達と、その兄の様子を、死体である「私」側からの視点で描かれています。とても怖い内容ですが、淡々と書かれているので、不思議な感覚になります。なかなか斬新なこのホラー小説は、短いのですぐに読むことができ、オススメです。 MCL編集部(香)
今日の一冊2712 (2020/05/28)