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八百屋お七の日。 1683年のこの日、18歳の八百屋の娘、お七が3日間の市中引き回しの上、火炙りの刑に処された。
八百屋お七の史実はこれだけである。が、噂話や芝居などで伝えられていることは次の通り。前年12月の大火で避難した寺で出会った寺小姓のことが忘れられず、火事になればまた会えると考えて、3月2日の夜に放火、火はすぐに消し止められたが、お七は御用となった、ということ。後先を考えず、惚れた人に会いたいがためだけに犯した大罪。いつの時代も、恋は盲目と言える。ちなみに、お質は丙午年の生まれだったことから、それ以後丙午の女性は疎まれるようになったという。 MCL編集部(香)
今日の一冊2652 (2020/03/29)