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今日は、日本ブラジル修好記念日です。1895(明治28)年のこの日に「日伯修好通商条約」が締結されたのを機に、多くの日本人がブラジルへ移民しました。
「わたしはレッド。樹齢216年の木だ。町の人たちは年に一度、わたしに願いごとを結びつける。ある日、引っ越してきたばかりの移民の少女が枝に願いごとを結びつけた。それを知ったわたしは、初めて人間に話しかけることにした…」。レッドオークのレッドは、200年以上に渡り町を見守り、住みついた動物たちと穏やかな日々を送ってきましたが、イスラム系の家族が引っ越ししてきたことをきっかけに、町の空気が変わります。ある朝、その家族の心をを傷つける事件が起こり、やがてレッドも窮地に追い込まれます。この物語のテーマは希望。寒さの増してきた季節に、心温まること間違いなしの一冊です。 MCL編集部(吾)
今日の一冊2507 (2019/11/05)