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1876(明治9)年のこの日、野口英世が生まれました。
平成23年の東日本大震災で、津波と原発事故による放射能汚染という二重の被害を受けた英世の生まれ故郷、福島県。福島第一原子力発電所から北へ23㎞の地点にあった、地域の中核医療を担う南相馬市立総合病院には、地震や津波の負傷者が次々と搬送され、職員は皆、不眠不休で救護にあたります。そこへ原発事故によって迫りくる、放射能の恐怖。困難深まる状況のなかでも患者の命を守り、病院の機能を維持しようとした職員達の苦闘が、一人の医師の目をとおして克明に記録されています。 MCL編集部(規)
今日の一冊2146(2018/11/09)