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1985年１月10日、グリコ森永事件で大阪府警が「キツネ目の男」の似顔絵を公開。この事件は、1984年と1985年に、阪神地区を舞台として発生した食品会社を標的とした一連の企業強迫事件。2000年２月13日に公訴時効が成立した。
京都でテーラーを営む俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つけます。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。再生したテープから聞こえてくる幼い頃の自分の声は、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声と同じでした。一方で、新聞記者の阿久津も、この事件を追うことになりました。食品会社を脅迫した昭和の未解決事件「グリコ森永事件」をモデルにした長編小説です。 ＭＣＬ編集部（紀）
今日の一冊1843 (2018/01/10)
