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1845年、ユゴーが「レ・ミゼ－ル(後のレ・ミゼラブル)」の執筆を開始。激動の時代に翻弄されるフランスの人びとを描いた物語で、ミュージカルの演目としても有名です。
たった1本のパンを盗んだ罪で19年間も投獄されていたジャン・ヴァルジャン。監獄を出て当てもなく彷徨っていた彼は司教であるミリエル閣下に温かく迎えられますが、その恩を仇で返すように家にあった銀の燭台を盗んでしまい…レ・ミゼラブルの長い物語の中から、孤独な囚人だったヴァルジャンが慈愛に目覚め、後に親子同然の絆で結ばれる少女・コゼットと出会うまでを絵本化した一冊。くすんで寂しげな色合いなのにどこか温かみのある絵がレ・ミゼラブルの世界を見事に表現しています。 ＭＣＬ編集部（小）
今日の一冊1424 (2016/11/17)
