2024年 (令和6年)
11月22日(金)
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午前10:00から
午後 6:00まで

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 今回は柔らかなタッチがどこかノスタルジックな空気を感じさせるげみ氏のイラストで、秋の夜長に読書を楽しむことにしましょう。裏テーマはズバリ秋!
 まずは、名作を美麗なイラストとともに楽しむ大人気シリーズ乙女の本棚から、中秋の名月も近いことにちなみ『月夜とめがね』を紹介します。月の綺麗なある夜、針仕事をしていたおばあさんの家に次々と来客がありました。おばあさんの元を訪れるのはどんなお客さんでしょう。幻想的なイラストに彩られた少し不思議でどこか温かいお話です。

 昼と夜の営業が人気の「スープ屋しずく」、実は早朝もひっそりと営業しています。文字だけでも体に優しく美味しいと想像できるような様々なスープと、日常の中の何気ない謎を解き明かしていく店主の優れた観察力が見どころの『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』。シリーズを通してお店の温かさが伝わってくるような表紙も作品イメージをより膨らませてくれます。
 新人司書・湊(みなと)は町はずれにある「幽霊屋敷」とも呼ばれる市立図書館「黄昏堂」で、クセのある館長と愛猫クロ、わずかな常連客に囲まれながら日々仕事に励んでいました。ある日利用者の姿が消えたことをきっかけに、黄昏堂のもつ新たな一面を知り、さらには湊自身も・・・。『市立図書館・黄昏堂の奇跡』は「古書」「手記」「奇書」といった少しニッチな部分に焦点を当てたビブリオファンタジーです。 MCL編集部(有)

三冊堂626(2023/09/21)