１月も半ばとなりました。お正月休みから普段の生活に戻ってしばらく経つ頃ですが、気持ちや体のリズムはすっきりと切り替えられましたか？
長いお休みを挟むと、いつもの生活に戻った時に心身の調子を崩しがちです。ゴールデンウイーク明けに起こりがちな不調を五月病と呼ぶように、お正月明けのものを正月病と呼ぶこともあるそうですね。休日と平日で大きく変化しがちなのが生活リズム。その生活リズムと深く関係しているのが自律神経です。そもそも自律神経とは一体どのようなものなのでしょう？『図解眠れなくなるほど面白い自律神経の話』では、自律神経の専門医が、その仕組みから運動やメンタルケアなど、簡単に実践できる整え方まで幅広く紹介しています。
日常モードに戻ってから、いつも以上に頑張りすぎているかも…？なんとなく疲れが取れない時に、頭や肩の“ツボ”を押してみることもあるのではないでしょうか。『こころとカラダが最高にゆるむいやしのツボ生活』では、暮らしの不調に寄り添い、体や心を緩めてくれる“ツボ”をたくさん紹介しています。本の中に登場するしろくまくんのかわいらしさには、思わず目元もゆるんでしまいそう。
やはり健康な生活は食事から。ということで、最後にご紹介するのはレシピ本…ではなくおいしい小説、『まずはこれ食べて』。友人たちと立ち上げたベンチャー企業で働く主人公は、多忙な業務から食事もおろそかにしがちでした。そんなある日、いつも通りに出勤すると社内のキッチンに見知らぬ女性が。筧みのりと名乗った彼女は、家政婦として雇われたそうですが…。筧さんが作る素朴で優しい料理にギスギスとした気持ちが和らいでいく主人公たちの様子は、読んでいて自分の心も軽くなるような気がします。そしてもちろん、お腹も…。日常の食事を大切にしたくなる一冊です。 ＭＣＬ編集部（里）
三冊堂538（2022/1/13）
