2024年 (令和6年)
11月24日(日)
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 過剰敬語や、カタカナ語の乱用、勘違い言葉・・・。あなたは、正しく日本語を使えていますか?『正しい日本語の使い方』では、たくさんの例題を紹介し、品格のある日本語を身につけることができるよう導いてくれます。日本語を正しく使う上で大切なことは、聞き手を思いやりながら話すことであると著者は言います。子どもにはわかりやすい言葉を使い、異業種の人には専門用語を避けるなど、そうした気配りの中から、聞き手はその人の品格を感じます。日本語力とは、日本語を読む、書く、聞く、話すの4技能の能力。技能は、学んで伸ばすことができます。日々使うものだからこそ、正しく、そして美しく使いこなせるよう今一度、日本語について学びなおしをしたいと思います。

 正しい日本語の決め手は、なんといっても「語彙力」を高めること。人と会話をしているときに、自分の意図することとは異なった受け取り方をされてしまったり、文章を書いているとき、しっくりとくる言葉が思い浮かばないなんてことはありませんか。そんな時、言葉の選び方がいかに大切かということを痛感します。『大人の「ことば選び」ノートでは、対面、メール、電話といった「状況別」、男性、女性、年上・目上といった「対象別」に、ことば選びのポイントをわかりやすく解説してくれます。
 「普通に美味しい」「リアル○○」「刺さる」・・・。日常語・新語など、日本語の気になる言い回しや使い方を第一線の校閲記者たちが掘り下げる『日本語の奥深さを日々痛感しています』。本書を読むと、日本語はまさに生き物だと感じます。日々、変化していく日本語を扱うことは大変ですが、だからこそ、魅力的で面白いのだと改めて感じる一冊です。 MCL編集部(ふ)

三冊堂509 (2021/06/24)