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本格的な冬が始まり、寒さは厳しく辺り一面が雪景色になりました。足元に注意することが増える季節ですが、空を見ると冬にしか見られないものが多くあります。今回はそれらに関する本を紹介します。
冬の空から降ってくる雪は、神秘的であったり時には脅威をもたらしたりします。一粒一粒はとても小さく違う形をしている雪ですが、『雪の結晶』には、肉眼では見ることができない美しい雪の結晶の写真が数多く掲載されています。雪の形の秘密やしくみついて科学的に解説し、観察の仕方についてもわかりやすく教えてくれ、神秘的な雪の世界がわかる一冊です。
雪は雲からもたらされますが、雲には季節によって見られる形に違いがあるそうです。そんな雲を『雲のカタログ』では詳しく解説しています。同じように見える雲にも実はそれぞれに名前や特徴があります。雲の特徴や形がわかると今の天気の状況についてもわかります。面白い空の現象についても紹介していて思わず雲を観察したくなる一冊です。
冬の夜空は空気が澄んで星座がよく見えます。冬の星座の中で有名な『オリオン座はすでに消えている?』と言われています。オリオン座を構成しているベテルギウスが「超新星爆発」という現象によりその役目を終えようとしていて、形に変化が訪れようとしているためです。本書は、それらについて詳しく解説するとともに、宇宙の現象から今後の天体への影響などを推測していきます。オリオン座の見方が変わる一冊です。 MCL編集部(海)
三冊堂488(2021/01/21)