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7月1日から本館にて、町保健課とのコラボ展示「野菜アップ展示」を開催しています。1日に必要な野菜摂取量などを、サンプルやパネルで紹介。栄養士による簡単でおいしく作れるレシピ、「野菜の花クイズ」など盛りだくさんの内容で、見応えある展示コーナーになっています。
「野菜の花クイズ」と一緒に楽しみたいのが、『やさいの花』。身近な野菜が咲かせる見たことのない花が紹介されています。夏休みの課題の定番といえるあの花が、サツマイモの仲間ということには驚きです。野菜は美味しい実だけではなく、目を喜ばすものでもあるのですね。
日本では昔から各地域の気候や風土にあった多くの品種の野菜が育てられ、「伝統野菜」とは、その中でも比較的古い品種のものをさすのだそうです。『日本の伝統野菜』は、日本各地の伝統野菜を写真をふんだんに使って紹介。サツマイモはやせた土地でも育つ野菜で、18世紀に蘭学者の青木昆陽が栽培を全国に広めたことから、度重なる飢饉の時に多くの命を救った強い作物。甘さと強さを兼ね備えているのは、無敵です。
シワシワのにんじん、ドロドロになったきゅうりでも、ひと手間加えることで食べることができる。半端に余ってしまった野菜を最後まで活用する保存方法と、それを使った77のレシピが登場する『余った野菜はささっとストック』。今日からでも実践できるかも、という手軽さを感じるレシピ集です。野菜のさまざまな愉しみ方を味わってください。 MCL編集部(そ)
三冊堂459(2020/0702)