2024年 (令和6年)
11月24日(日)
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 2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公は、安土桃山時代の武将・明智光秀です。永禄三年、京で三人の男が出会った。食い詰めた兵法者・新九郎、謎の坊主・愚息、浪人中の明智光秀。この小さな出逢いが、その後の歴史の大きな流れを作ってゆく。光秀が織田信長に破格の待遇で取り立てられ、瞬く間に軍団随一の武将となり得たのはなぜか。光秀の出世していく様を描く歴史小説『光秀の定理(レンマ)』

 織田信長は、明智光秀など出自がはっきりしない人物でも能力があればどんどん取り立てました。光秀が謀反に走ったのは、完全実力主義を貫いた信長に「いつ切り捨てられるかわからない」と危機感のもとに行われたという説も。もし、信長ら日本史上の偉人が現役高校生として転生したら…?卑弥呼の時代から明治時代初期までの、歴史上の出来事や人間関係などを四コママンガを通して解説する『やさしい日本史 』

 麒麟とは「燐光を発する大きなシカ」を示す中国の想像上の瑞獣。百獣の長として、王者が仁ある政治を行うときにその姿をあらわすのだとか。日本にも古く仁をもつ霊獣として、広くその存在が知られていたそうです。カラフルな妖怪のイラストが不気味ながらも魅力的な本書は、妖怪の分類分けも興味深い。博物学者・小説家、そして妖怪研究家として知られる著者が、妖怪研究の集大成として、最新の解釈を凝縮した『アラマタヒロシの妖怪にされちゃったモノ事典』。 MCL編集部(紀)

 三冊堂438(2020/02/06)