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著名なヴァイオリニストを母に持ち、音楽を志していた玲は、音大付属高校の受験に失敗。私立の新設女子校に進むが、ただぼんやりと、ぼんやりと毎日を過ごしていた。そんな時、校内合唱コンクールの指揮者を担当することになって…。歌とは、本来よろこびや、祈り、誰かに届けたい思いを伝えるためのもの。歌をきっかけに、心を通わせていく女子高性たちの姿を描く『よろこびの歌』。
数年前に、元チェリストだった母が家を出ていってしまい、世界的な指揮者の父とふたりで暮らす和音・16歳。そこへ突然、型破りな新しい母がやって来て…。母が出ていった本当の理由とは。そして、新しい母として真弓がやって来た訳とは。親子の葛藤、そして愛情を音楽をとおして描く『永遠をさがしに』。
森の木を育てていた祖父。その木でバイオリンやチェロを作る楽器職人の父。そして、森で育ち、父の作ったチェロの音色に魅せられた少年。長い長い年月をかけて、出来上がったチェロは、いのちの音を奏でる。少年はやがて、子ども達にチェロを教える道に-。巡っていく季節の中で、いのちのつながりを深く感じる『チェロの木』。チェロの音色が静かに響き渡るような美しい絵本。 MCL編集部(ふ)
三冊堂370 (2018/10/18)