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平成6年、山形県天童市。注目の若手棋士同士による対局の会場に二人の刑事がやってきた。叩き上げの刑事・石破と、かってプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビ。二人は、若き天才棋士・壬生に、実業界から転身して特例でプロになったエリート棋士・上条が挑戦する注目の対局の解説会場に潜り込む。捜査しているのは、その約4か月前に埼玉県の山中で身元不明の白骨死体が発見された事件だが、死体と一緒に埋められていたのは名匠作の伝説の将棋駒だった。将棋の世界を舞台にした慟哭のミステリー『盤上の向日葵』。
史上最年少の14歳2か月で棋士になった時点で大きく報道された藤井聡太。その後もデビュー11連勝、非公式戦とはいえ羽生善治三冠に勝ち、史上最多連勝記録の「28」に近づいていくにつれ大変な騒ぎになりました。藤井フィーバーに火を付けた「炎の7番勝負」と驚異の連勝記録。藤井四段の自戦解説や、七番勝負の企画者でありすべての対局に立ち会った鈴木大介九段の感想で振り返ります。藤井フィーバーの真実に迫る『天才棋士降臨・藤井聡太炎の七番勝負と連勝記録の衝撃』。
幼くしてネフローゼという難病を患い、病と闘いながら29年の短い生涯を生き抜いた天才棋士・村山聖。6歳の秋に病床で将棋と出会い、中学で師匠・森信雄に弟子入りしました。師匠との奇妙な同居生活、病と闘いながらの驚異的なスピードの昇級昇段、羽生善治や谷川浩司との命がけの対局、弱い者への温かなまなざし、家族の絆、友情。死を見つめながら名人の夢ひとすじに生き抜く姿に引き込まれる伝記『聖の青春』。 MCL編集部(紀)
三冊堂362 (2018/08/23)