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売り上げが低迷するホテルに、ある日、大学で社会心理学を教えていたという教授が社長に就任。一風変わった社長が、まず最初におこなったことは、従業員による従業員の総選挙だった。選挙の結果、思いもよらない配属先になった人も―。最初は、混乱していた従業員たちも、徐々に自分の持ち味を発揮し始め、仕事に対してやりがいを見つけていく。自分では気がつかない自分の良いところに、周りの人たちが気がついてくれていたことが嬉しい。明日への元気が出てくるお仕事小説の『総選挙ホテル』。
好きな教科を入り口に、様々な職業を紹介する『新・13歳のハローワーク』。国語、数学、英語などの教科の他にも、「休み時間が好き」という項目もありユニーク。現実には、自分に向いている仕事をしている人は少ないかもしれない。けれども、自分に向いている仕事は、きっとあるはず。本書は、職業や仕事をすすめるのではなく、あくまでも選択肢だけを示している。数ある仕事の中から、好奇心の対象を探してみよう。好奇心が広がると、可能性も大きく広がるのだから。
106歳の教育学者、96歳のゴールデン街のママ…。仕事がストレスとなり、健康を害す人が多い日本において、仕事が長生きの要因となっている15人の生き方を紹介した『最高齢プロフェッショナルの条件』。彼らの生きる支えとなっている仕事。“好きなことで、一生食べていくこと”は、なかなか容易なことではないが、彼らの生き方の中に、大きなヒントが隠されていると感じる。 MCL編集部(ふ)
三冊堂331 (2018/01/18)