2024年 (令和6年)
11月24日(日)
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午後 6:00まで

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 私たちに身近な警察といえば交番ですが、『駆けこみ交番』の主人公は、大事件などない閑静な住宅街の、等々力不動前交番の新米巡査・高木聖大です。深夜の交番に現れるご近所の老婦人と顔見知りになったのをきっかけに、何故だかお手柄続きです。等々力地区のパワフル老人7人衆に可愛がられ所轄を駆け回るうち、十数年来の未解決事件を解く糸口をつかんでしまいます。どうする?聖大。

 新米刑事の日岡秀一が配属されたのは広島県呉原東署捜査二課。県警内部で凄腕のマル暴刑事として有名な刑事・大上のもとで暴力団系列の金融会社社員失踪事件を追います。強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながら捜査を進めるにつれて、複雑に絡み合う陰謀が明らかになっていきます。『孤狼の血』は、男たちの生き様を克明に描いた警察小説。

 警視庁捜査一課の主任警部補・姫川玲子は、ノンキャリアとして異例の早さで昇進した29歳。有能な玲子だが、大嫌いな夏が来ると、忌まわしい夜の記憶が暴れようとする…。今回、呼び出された事件現場には、青いシートにくるまれ、放置されていた惨殺死体。玲子は、直感と行動力を武器に事件の真相に迫る…。『ストロベリーナイト』は、熱気と緊張感を孕んだ描写と魅力的なキャラクターが、ぐいぐいと読者をひきつけます。 MCL編集部(紀)

三冊堂316 (2017/10/05)