[BookShelf Image]:1753
夫である「なかえよしを」の文で綴る、ねずみくんシリーズの33作目『ねずみくんとおばけ』。白いシーツを被って、おばけになったねずみくんは、ねみちゃんをおどろかせたあと、いつものともだち、ぞうさん、らいおんさん、うさぎさん、あひるさんとおばけごっこ。最後に、ねみちゃんがおばけの姿をして現れたと思ったのですが・・・。ねずみくんのちょっとだけ「こわい」お話。
ちいちゃんは、明日出征するおとうさんから、かげおくりの遊びをおしえてもらいます。ある夏の夜の空襲で、家族と離れ、一人ぼっちで街をさまよう、ちいちゃん。防空壕で一人寝起きしたある日の昼ころ、おとうさんやおかあさん、おにいちゃんの「かげおくり」をする声が青い空からふってきました。ちいちゃんは空にすいこまれていくのがわかりました。悲惨な戦争の影に小さな命を閉じた女の子の姿を、静かに描いた『ちいちゃんのかげおくり』。
小さな町のはずれのおんぼろ屋敷に住む、ひょろひょろの足に長いくつしたをはいた、世界一の力持ちの女の子。名前はピッピ。お母さんは亡くなっていて、船長のお父さんは海で行方不明。でも、天真爛漫なピッピは大人の思いどおりになりません。いつも明るく、問題ばかり起こします。でも、根はいい子だと、周りの人たちは理解していきます。『長くつしたのピッピ』は、子供の憧れの存在かもしれません。 MCL編集部(敬昌)
三冊堂283 (2017/02/16)