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1943年のこの日にイタリアのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会が爆撃によって崩壊。レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』が描かれている教会でしたが壁画は残りました。
このような不慮の事態(事件や事故、戦争や暴力行為)による美術作品の破損や汚損は世界中で起こっています。また、なにもなくても何百年も前に作られた作品はどんどん劣化していきます。こちらはそんな作品たちを修復して後世にのこす「修復家」として働く著者が自らの仕事について語った児童書。児童書ですが大人・子ども問わず、保存修復の面白さを感じることができます。絵画や壁画に興味のある方におすすめなのはもちろん、キャリア教育にも役立つかもしれない一冊です。 MCL編集部(乃)
今日の一冊4253(2024/08/16)