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1930年の今日、アメリカの3M社がセロハンテープの販売を開始しました。
セロハンテープは、塗装の養生からラッピングまで、日常のさまざまな場面で使うマスキングテープを作ったディック・ドルーが開発しました。他社が売り出した透明のセロファン素材の包装紙をテープの基材として活用できないか、というアイデアから生まれたそうです。ナチス占領下のノルウェーで抵抗の象徴として用いられたゼムクリップ。陰謀論者のあかしと言われた緑のインク。今は当たり前に使われている文房具の歴史を多角的な視点から解説しています。長く愛用されるものに書き心地、使い心地の良さを感じるのは、携わった人たちの気概を随所に感じるからかもしれません。 MCL編集部(そ)
今日の一冊3910(2023/09/08)