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1887年の今日、二葉亭四迷の長篇小説『浮雲』の第一篇が刊行。言文一致体による初の日本近代小説と言われています。
日本近代文学を、劇作家である著者の視点から解き明かしている本書。『浮雲』の言文一致とは、“声に出して読んで、それを聞いているだけでも解る”と説いています。四迷は、新しい文体を生み出した途端、書くべき内容が無いと思ってしまったそうです。50人の作家の人となりが垣間見える作品案内です。 MCL編集部(そ)
今日の一冊3830(2023/06/20)