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1965年3月14日、日本哺乳動物学会によって西表島に生息する山猫が新種であると確認されました。この山猫が後にイリオモテヤマネコと命名されます。
さて、このイリオモテヤマネコの生きた姿を初めて撮影することに成功したのが、“ざんねんないきもの事典”シリーズでもお馴染みの動物学者、今泉忠明さん。本書では、父、兄共に動物学者ではあったものの、初めから同じ道を志してはいなかったというご自身が、やがて動物学者になるまでの半生を綴っています。たくさんの生き物との出会いや地道な調査のエピソードにからは動物の研究に対する並々ならぬ思いが伝わってきます。
もちろん、イリオモテヤマネコのお話もありますよ! MCL編集部(里)
今日の一冊3367(2022/03/14)