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天正１０年（１５８２年）の今日、尾張清州城に織田家重臣が集まり、織田信長亡き後の後継者と領地の再配分を決めるため会議が開かれました。
この会議が三谷幸喜さん原作で映画にもなった清須会議です。秀吉はこの会議で主導権を握ったことで後に天下を手中に収めることができるのですが、それは本能寺の変により主君信長とその後継者信忠を討った明智光秀を、まさかの中国大返しを実行し山崎の合戦で打破り主君の仇を討った功績があってのことであります。それを成功させたのは秀吉の軍師である黒田官兵衛の采配によるものと言われており、その後の戦においても官兵衛の戦略のもとに行われ秀吉は天下統一を成し遂げます。秀吉は、官兵衛が数々の功績をあげているのにもかかわらず小禄しか与えていません。大禄を与えれば、自分がいつ官兵衛に討たれるかわからないと恐れていたと言われています。そんな黒田官兵衛の知られざる実像が解る一冊です。 ＭＣＬ編集部（天）
今日の一冊3107(2021/06/27)
