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今日は、路地の日です。長野県下諏訪町の「路地を歩く会」が、路地の良さを見直そうと制定しました。
かつて路地は、家と地続きの生活の場であり、ご近所さんとの談笑の場でした。夕暮れ時には、家々の明かりや、路地の街灯に明かりがともり、その明かりは、人の心にも灯をともしていました。本書は、そんな路地を愛する著者が、今まで雑誌等で書いてきた文章を集めて書籍化したものです。戦後のバラックでの生活、働きながら学んだ青春時代・・・。その時々の出来事と出会いと別れを綴ったエッセイは、読む人の心に灯をともします。「人間はやっぱり“ごちゃまぜ”に暮らすのがいい」という著者の言葉を忘れることができません。 MCL編集部(ふ)
今日の一冊3082 (2021/06/02)