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今日は幽霊の日です。1825(文政8)年のこの日、江戸の中村座で四世鶴屋南北作『東海道四谷怪談』が初演されました。
日本美術には、昔からさまざまな幽霊やお化けが登場し、地獄の恐ろしいさまも描かれてきました。本書では、足のない幽霊を最初に描いたと言われる幽霊図に、数多くの妖怪画、そして、地獄草紙など、「こわい、あやしい」をキーワードにした日本の美術作品を紹介しています。一つひとつの作品を眺めていると、「こわい」の中には、悲しみや淋しさ、憎しみなど、色々な感情が含まれていることに気がつきます。見開き1テーマの構成となっているので、どのページから見ても楽しめますよ。 MCL編集部(ふ)
今日の一冊2040 (2018/07/26)