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罪のない嘘をついて良いとされる日。「四月馬鹿」とも呼ばれます。
うそはこの世の潤滑油。急いで善か悪かの判断を下すのではなく、うそについて考えるために集めた22の話を収録。評論家の故・加藤周一は、人間関係をなめらかにするためには、誰でも嘘をつかなければならない。しかし、嘘の説得力には限界がある。嘘つきの及ぼす害毒はおよそ予測することができるが、嘘つきが自らの嘘を信じ始めた後に生み出す害毒は計り知れないと語っています。罪のない嘘か、罪のある嘘か。よくよく考えてから発したいものです。 MCL編集部(そ)
今日の一冊1559 (2017/04/01)