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江戸時代初期の朱子学派儒学者、林家の始祖である林羅山の1657年の忌日。
著者曰く、死と深く結びついた宗教で、葬儀など日本人の生活の中に深く根を下ろしているという儒教。まず浮かぶのは「孔子」という名ですが、孔子に始まる儒教は、「シャマン(天上の神や魂など霊的なものと地上の人間とをつなぐ能力を持つ祈祷師)」という母胎、「原儒」があったそうです。世界のシャマンが祈祷のみの任務に終始するに対し、シャマニズムを基礎として政治理論、さらに後には宇宙論・形而上学までも有しているのは儒教だけなのだとか。難解な内容でありますが、探究心の方が勝り自ずと読み進めてしまいます。MCL編集部(そ)
今日の一冊1491 (2017/01/23)